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2004.01.03

聞こえてますか、映画の音[サウンド]

日本屈指の録音技師にして、小川映画のほとんどの作品にその名がクレジットされる久保田幸雄氏。本書はそんな久保田氏の足跡を氏自身のエッセイとインタビューで綴る回顧録。「第一章 劇映画の録音」「第二章 ドキュメンタリー映画の録音」「第三章 インタビュー」「第四章 黒澤明監督『酔いどれ天使』の音の世界」「第五章 久保田幸雄フィルモグラフィ」の全五章構成。

小川映画については、第二章の中で『青年の海』『1000年刻みの日時計』『満山紅柿』の三作品に関するエッセイを収録。技術的な話もさることながら、本書の中で久保田氏が「小川ちゃん」と呼ぶ小川紳介との出逢いやその関係性、撮影現場でのエピソード、映画作りに対する熱気や苦労がストレートに伝わる内容。第三章に収録されるインタビュー原稿の中でも半生を語りながら、小川紳介との仕事について触れている。

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久保田幸雄著 2004年10月発行(ワイズ出版)

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