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2005.05.11

更新しました

大詰め間近の第八弾を迎えるneoneo坐の特集企画「小川紳介のコスモス~小川プロの仕事」。5月29日はついに『ニッポン国古屋敷村』の上映です。

『ニッポン国古屋敷村』は、前後編合わせて210分を数える大作にして、第34回ベルリン映画祭「国際映画批評家賞」受賞作。また、映画批評家の蓮實重彦氏をして「爆笑の喜劇」(「帰ってきた映画狂人」蓮實重彦著・河出書房新社:P92)と言わしめた作品でもあります。

もしかしたら、少なくない数の方が上映の途中で眠りに落ちてしまうかもしれません。しかしながら、「(略)息も詰まるほど笑いころげている自分がいったい何を笑っているのか自信がなくなってそっと目をあけてみると、意味不明の言葉を語り続ける老婆もスクリーンの上で微笑んでいるので思わずほっと息をつき、またその瞬間、いま自分が目をあけたとするなら、それまでは瞳を閉じて画面も見ずに音だけに耳を傾けていたということが改めてわかり、ここでも視覚的な体験をこえて老婆が発する声の響きをじかに皮膚の表面でうけとめていたのだと合点が行った次第なのだが、こうした希有の映画体験を許してくれる(略)」(「映画狂人シネマの煽動装置」蓮實重彦著・河出書房新社:P168)のが本作なのも事実です。

ただひたすら映像と音響のシャワーを全身に浴びながら、『ニッポン国古屋敷村』の世界に陶酔できるかどうか。その意味では、血中小川濃度を試される作品と言えるかもしれません。詳しい日程は「小川映画全国上映情報」からどうぞ。

text by Ohsaki

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